2013年12月20日金曜日

JBoss Business Optimizer のデモ - テックプレビューを使って見よう

原文: JBoss Business Optimizer Demo - Get Started with Tech Preview by Eric D. Schabell

リリースが予定されている Red Hat JBoss BRMS/BPM Suite には、いくつかテックプレビューとして提供される機能があります。リソースの最適化に興味がないユーザーは、このテックプレビューに含まれる JBoss Business Optimizer に対し、さほど興味を惹かれないようです。

私たちはこの状況を打破すべく、いくつかのデモを JBoss Business Optimizer demo project に用意しました。このデモを通し、コミュニティプロジェクトである OptaPlanner から提供される新機能を試していただく機会を提供します。

デモプロジェクトの中には、すぐに JBoss Business Optimizer を試せるサンプルが 2つ用意されています。どちらも簡単な手順でお試しいただけます。
  1. git clone https://github.com/eschabell/business-resource-optimizer-demo.git を実行する
  2. Readme.md を読む (リクエストがあれば、和訳します)
  3. installs/README を確認し、リストされたプロダクトを https://access.redhat.com/jbossnetwork からダウンロードする
  4. ダウンロードしたプロダクトを、installs/* 配下に加える
  5. init.sh を実行する
  6. http://localhost:8080/optaplanner-webexamples-6.0.0-redhat-6 にアクセスし、デモを楽しんでください
デモには、「配送車両の経路最適化」が含まれています。こちらの動画にて、サンプルの詳細をご確認いただけます。


もう1つのデモは、「クラウドリソースの最適化」です。こちらも動画にて詳細をご確認いただけます。

2013年12月19日木曜日

JBoss BPM Suite - すべてのデモにモックデータを追加する方法

原文: JBoss BPM Suite - adding mock data to all demo projects by Eric D. Schabell

以前の投稿で、Red Hat JBoss BPM Suite でご利用いただけるいくつかのデモプロジェクトをご紹介しました。「一般的なローンのデモ」、「顧客満足度調査のデモ」、「住宅ローンのデモ」などがあります。

これらのデモプロジェクトに唯一欠けているものといえば、プロセス/タスク・ダッシュボードにきれいなサンプルグラフを表示させる為に必要なモックデータでしょう。今回は、前述した3つのサンプルにモックデータを加えてみました!

すぐにご利用いただけるこれらのデモをインストールすると、1000のプロセスインスタンスが H2データベース(デモに利用されるイン・メモリーデータベース)に追加されます。これにより、ダッシュボードをすばらしいグラフで埋めることができます。

これらのデモをリスタートしても、モックデータは再度追加されます。よって、ダッシュボードにアクセスする際、必ず最低 1000 のモックデータをご利用いただけます。

どのモックデータも、デモプロジェクトに直接関係するものではありません。あなたがデモに含まれたビジネスプロセスからプロセスインスタンスを生成しても、モックデータとコンフリクトすることなく動作します。プロセス/タスク・ダッシュボードをご利用される際には、ユーザー名もしくはプロセス名をご確認いただけば良いでしょう。

モックデータ追加機能が含まれたバージョンのデモプロジェクトは、こちらのリンクからご確認いただけます。

正しくデモプロジェクトをセットアップいただくと、以下のようにプロセス/タスク・ダッシュボードに追加されたモックデータをご確認いただけます。

2013年12月12日木曜日

JBoss BPM Suite - マイグレーションされた「顧客満足度調査のデモ」を吟味する

原文: JBoss BPM Suite - examining the migrated Customer Evaluation demo by Eric D. Schabell

顧客満足度のデモ
「顧客満足度調査のデモ」は、JBoss BRMS 用のクイックサンプルとして 用意 され、公開されていました。

このプロジェクトは元々、ビジネスルールをどうやって ビジネスプロセスとインテグレートさせるかお見せする為に設計/開発されたものです。プロジェクトには必要なものがすべて用意されています。JBoss BRMS に含まれるウェブベースのツールや、JBoss Developer Studio IDE を使い、すぐにデモを実行できます。

私達は JBoss BRMS から 近日リリース予定の JBoss BPM Suite へ、どうやってこのプロジェクトをマイグレートするか時間をかけ考察しました。考察とは、修正プロセスを広い視野で確認することや、具体的な修正箇所の確認、そしてマイグレーション前後のプロジェクトをソースコードレベルで比較することです。

気軽にこちらをご参照ください。私達がどのようにマイグレーションを実施したかご確認いただけます。

はじめに

 JBoss BPM Suite のリリースに先行し、ベータ版を カスタマーポータル から入手いただけます。サブスクリプションをお持ちであれば、このプロジェクトを JBoss BPM Suite へマイグレーションすることができます。この記事では、マイグレーションされたプロジェクトの成果物を確認しながら、実行するところまでご紹介します。
Data Modeler

今回は、前回こ紹介したようなマイグレーションの詳細については触れません。特定のデモプログラムが、どうやって JBoss BPM Suite で実行できるか興味を持たれている方が対象となります。

デモプロジェクトのインストール方法は、プロジェクトのdocsディレクトリ と README.md に記述されています。プロジェクトは githubサイト https://github.com/eschabell/bpms-customer-evaluation-demo から入手いただけます。"git clone git://github.com/eschabell/bpms-customer-evaluation-demo.git' と実行しプロジェクトを入手した後、docs配下にある Quick Start Guide をご参照ください。マニュアルは ODT 及び PDFフォーマットが用意されています。(マニュアルの和訳が必要な場合はお知らせください) 必要な作業はすべて プロジェクトに同梱される init.sh により実行される為、Quick Start Guide を読まれない方でも問題はないはずです。

アーキテクチャー

新規に用意されたセットアップでは、JBoss BPM Suite Deployable EAP 6用の war アーカイブを JBoss EAP 6 Appliction Platform にデプロイします。プロジェクトはインストール手順を容易にする為、大幅に見直されています。プロジェクトを clone し、installs/README ファイルに記載されたプロダクトをコピーし、init.sh を実行するだけで作業は完了です。
Process Designer

target ディレクトリが作成され、JBoss EAP 6.1.1 がインストールされます。また、JBoss BPM Suite のコンポーネントがデプロイされ、support 配下の設定ファイルが初期設定としてコピーされます。これで準備万端です!

プロジェクトのデプロイ

これからご案内するセットアップ作業は、2種類に別れます。(Red Hat JBoss BPM Suite用と、JBoss Developer Studio用)

まず、git リポジトリから取得していただいたデモプロジェクトは、JBoss BPM Suite を起動し、ログオンするだけでご利用いただけるようにインストールされます。

この時点で、Quick Start Guide に記載されているプロジェクトの成果物や、Red Hat JBoss BPM Suite が提供するさまざまなコンポーネントをご確認いただけるはずです。プロジェクトは、ルール、プロセス、そしてデータモデル(Person, Request)を含みます。データモデルは、Data Modeler コンポーネントからご確認いただけます。

プロジェクトの maven アーティファクトを作成するには、プロジェクトをビルドし、デプロイする必要があります。詳細は Quick Start Guide をご確認ください。これはデモの後半でご紹介する、開発用途でルール/プロセス/データモデル を使う際に必要となります。

プロジェクトのインテグレーション

mvn install を実行
プロジェクトのビルドとデプロイが完了した時点で、デモの後半が実施可能となります。projects/customer-evaluation-demo ディレクトリにあるプロジェクトを、JBoss Developer Studio へ import できるはずです。import が終了したら、 ユニットテストを実行できるはずです。

このユニットテストは、maven dependency をベースとしたインテグレーションのデモになります。bpms-customer-evaluation-demo/projects/customer-evaluation-demo に ルート pomファイルをご確認いただけるはずです。pomファイルには、バージョン1.0 の customer evaluation project が必要と記載されています。プロジェクトへ取り込む為には、JBoss BPM Suite を起動した状態で、JBoss Developer Studio から 'mvn install' を実行する必要があります。この作業により、先程ビルドした maven アーティファクトへアクセスすることが可能になります。

あなたのローカル maven リポジトリにこのアーティファクトが取り込まれたら、ユニットテストは デモ用のビジネスプロセスを利用した4つのテストの中で、アーティファクトとインテグレートされるはずです。アプリケーション開発は、このように maven アーティファクト を利用しながら、ルールの実行やビジネスプロセスとのやり取り、その他 データモデルの利用を実現します。

ご意見、ご感想をお知らせください

unit tests を実行
今回は駆け足で JBoss BPM Suite 用にマイグレーションされたアプリケーションについてご案内しました。ビジネスプロセスとルールをインテグレートするデモとしてご確認いただくことも可能です。

デモプロジェクトについて、ご意見 ご感想をぜひお聞かせください。デモを向上させるあらゆる pull request をお待ちしています。このデモを楽しんでいただけることを、心より願います。

原文: JBoss BPM Suite - examining the migrated Customer Evaluation demo by Eric D. Schabell

2013年12月9日月曜日

オープンソースカンファレンス アムステルダム 2013 - JBoss Integration & BPM、zeppelin nemo fish もいるよ

原文: Open Source Conference Amsterdam 2013 - JBoss Integration & BPM together with a zeppelin Nemo fish by Eric D. Schabell

OSC 2013 アムステルダム
以前、アムステルダムの Beurs Van Berlage(古い証券取引所) で Red Hat 主催のオープンソースカンファレンス2013(12月6日) が実施され、そこで講演する予定とお伝えしました

当日は 1000人を超える来場者が訪れました。私のセッションにも 160人を超える参加者が訪れ、席に座れない方もいらっしゃいました。(部屋の後ろで立ちながら参加してくださった方々、ごめんなさい) 面白かったと言えば、1日中、証券取引所のフロアー中を zeppelin Nemo fish が飛んでいました。あれもこれも本当に凄い1日でした。

zeppelin Nemo fish が浮いてます
実は、この魚はイベントに使われたものです。Red Hat のブースから 10m 上に巨大なフープを作り、ラジコンによりその中で魚を泳がせるという競争でした。とても素晴らしいアイディアでした。カンファレンスの最後、会場のスタッフはその魚を 6歳の幼い参加者へプレゼントしました。(どうやってこんな幼い子が会場に入れたのかはわかりません)
その子が選ばれた理由には訳があります。会場にいるどの参加者よりも、その子は速く魚をフープの中で泳がすことができたのです!


JBoss Integration & BPM セッション
私のセッションでは、リリース予定の JBoss Fuse Service Works と JBoss BRMS / BPM Suite に焦点を絞った JBoss Integration & BPM についてお話しました。たくさんのトピックを詰め込んだセッションでした。セッション終了後には、何人かの参加者が私のところに話しかけにきてくださいました。リリース予定の製品は、とても魅力的なようです。会場は1日中混みあっていましたし、とてもせわしなかったではないでしょうか? Beneluxチームはとても良いイベントに作り上げてくれました。また、Red Hat の大御所も参加したようです。

私の講演資料は以前予告した通り、オンラインで確認することができます。




その他には Paul Cormier のインタビューが含まれた、イベントのプロモーションビデオを御覧頂けます。動画の最初には、浮いている魚をご確認いただけるはずです。