2013年12月12日木曜日

JBoss BPM Suite - マイグレーションされた「顧客満足度調査のデモ」を吟味する

原文: JBoss BPM Suite - examining the migrated Customer Evaluation demo by Eric D. Schabell

顧客満足度のデモ
「顧客満足度調査のデモ」は、JBoss BRMS 用のクイックサンプルとして 用意 され、公開されていました。

このプロジェクトは元々、ビジネスルールをどうやって ビジネスプロセスとインテグレートさせるかお見せする為に設計/開発されたものです。プロジェクトには必要なものがすべて用意されています。JBoss BRMS に含まれるウェブベースのツールや、JBoss Developer Studio IDE を使い、すぐにデモを実行できます。

私達は JBoss BRMS から 近日リリース予定の JBoss BPM Suite へ、どうやってこのプロジェクトをマイグレートするか時間をかけ考察しました。考察とは、修正プロセスを広い視野で確認することや、具体的な修正箇所の確認、そしてマイグレーション前後のプロジェクトをソースコードレベルで比較することです。

気軽にこちらをご参照ください。私達がどのようにマイグレーションを実施したかご確認いただけます。

はじめに

 JBoss BPM Suite のリリースに先行し、ベータ版を カスタマーポータル から入手いただけます。サブスクリプションをお持ちであれば、このプロジェクトを JBoss BPM Suite へマイグレーションすることができます。この記事では、マイグレーションされたプロジェクトの成果物を確認しながら、実行するところまでご紹介します。
Data Modeler

今回は、前回こ紹介したようなマイグレーションの詳細については触れません。特定のデモプログラムが、どうやって JBoss BPM Suite で実行できるか興味を持たれている方が対象となります。

デモプロジェクトのインストール方法は、プロジェクトのdocsディレクトリ と README.md に記述されています。プロジェクトは githubサイト https://github.com/eschabell/bpms-customer-evaluation-demo から入手いただけます。"git clone git://github.com/eschabell/bpms-customer-evaluation-demo.git' と実行しプロジェクトを入手した後、docs配下にある Quick Start Guide をご参照ください。マニュアルは ODT 及び PDFフォーマットが用意されています。(マニュアルの和訳が必要な場合はお知らせください) 必要な作業はすべて プロジェクトに同梱される init.sh により実行される為、Quick Start Guide を読まれない方でも問題はないはずです。

アーキテクチャー

新規に用意されたセットアップでは、JBoss BPM Suite Deployable EAP 6用の war アーカイブを JBoss EAP 6 Appliction Platform にデプロイします。プロジェクトはインストール手順を容易にする為、大幅に見直されています。プロジェクトを clone し、installs/README ファイルに記載されたプロダクトをコピーし、init.sh を実行するだけで作業は完了です。
Process Designer

target ディレクトリが作成され、JBoss EAP 6.1.1 がインストールされます。また、JBoss BPM Suite のコンポーネントがデプロイされ、support 配下の設定ファイルが初期設定としてコピーされます。これで準備万端です!

プロジェクトのデプロイ

これからご案内するセットアップ作業は、2種類に別れます。(Red Hat JBoss BPM Suite用と、JBoss Developer Studio用)

まず、git リポジトリから取得していただいたデモプロジェクトは、JBoss BPM Suite を起動し、ログオンするだけでご利用いただけるようにインストールされます。

この時点で、Quick Start Guide に記載されているプロジェクトの成果物や、Red Hat JBoss BPM Suite が提供するさまざまなコンポーネントをご確認いただけるはずです。プロジェクトは、ルール、プロセス、そしてデータモデル(Person, Request)を含みます。データモデルは、Data Modeler コンポーネントからご確認いただけます。

プロジェクトの maven アーティファクトを作成するには、プロジェクトをビルドし、デプロイする必要があります。詳細は Quick Start Guide をご確認ください。これはデモの後半でご紹介する、開発用途でルール/プロセス/データモデル を使う際に必要となります。

プロジェクトのインテグレーション

mvn install を実行
プロジェクトのビルドとデプロイが完了した時点で、デモの後半が実施可能となります。projects/customer-evaluation-demo ディレクトリにあるプロジェクトを、JBoss Developer Studio へ import できるはずです。import が終了したら、 ユニットテストを実行できるはずです。

このユニットテストは、maven dependency をベースとしたインテグレーションのデモになります。bpms-customer-evaluation-demo/projects/customer-evaluation-demo に ルート pomファイルをご確認いただけるはずです。pomファイルには、バージョン1.0 の customer evaluation project が必要と記載されています。プロジェクトへ取り込む為には、JBoss BPM Suite を起動した状態で、JBoss Developer Studio から 'mvn install' を実行する必要があります。この作業により、先程ビルドした maven アーティファクトへアクセスすることが可能になります。

あなたのローカル maven リポジトリにこのアーティファクトが取り込まれたら、ユニットテストは デモ用のビジネスプロセスを利用した4つのテストの中で、アーティファクトとインテグレートされるはずです。アプリケーション開発は、このように maven アーティファクト を利用しながら、ルールの実行やビジネスプロセスとのやり取り、その他 データモデルの利用を実現します。

ご意見、ご感想をお知らせください

unit tests を実行
今回は駆け足で JBoss BPM Suite 用にマイグレーションされたアプリケーションについてご案内しました。ビジネスプロセスとルールをインテグレートするデモとしてご確認いただくことも可能です。

デモプロジェクトについて、ご意見 ご感想をぜひお聞かせください。デモを向上させるあらゆる pull request をお待ちしています。このデモを楽しんでいただけることを、心より願います。

原文: JBoss BPM Suite - examining the migrated Customer Evaluation demo by Eric D. Schabell

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