2014年10月31日金曜日

BPMを使っていかに旅行業界を盛り上げるか

原文: How To Excite the Travel Industry With a BPM Story by Eric D. Schabell

旅行代理店による予約プロセス
ビジネスプロセスの話をするにあたり、もっとも興味深い事例の1つに旅行業界があります。

インターネットを検索していただくと、たくさんのソリューションや広告、そして旅行業界用BPMソリューションを組み込んだ製品を見つけることができます。

あなたが航空会社と話している時、手荷物のチェックインをしている時、旅行代理店のスタッフと予約について話している時、いずれも共通の複雑なビジネスプロセスを共有しています。その複雑なビジネスプロセスは、ルールやイベント、リソースプランニング、やプロセス処理といった概念を取り組む必要が多々あります。

合計金額を算出するサブプロセス(ルールを使用)
JBoss BPM Suiteには、それら必要なものがすべて用意されており、workbench 1つを使うだけで、ソリューションを現実のものにします。

今回の記事では、新しく用意された JBoss BPM Suite用デモプロジェクトをご案内します。このデモプロジェクトは、旅行代理店の予約システムを題材にしています

このプロジェクトは、UK在住の同僚である Niraj Patel Shepherd Chengeta と一緒に作成しました。私は数日間、彼らのオフィスで一緒に過す機会があり、このプロジェクトに関するいくつかの詳細について、彼らとブレインストームすることができました。隠蔽化(カプセル化)されてはいますが、プロジェクトからこの共同作業の成果を見つけることができます。

彼らは素晴らしい作業をされました!

旅行代理店のデモでは、まず顧客の予約情報を要求し、提供されしだい ホテルやフライト情報をリクエストする為、様々なバックエンドサービスが使われます。最終的にルールエンジンにより検査やレビューが行われた結果が、概要として提示されます。

プロジェクトには以下の内容が含まれます:
  • forms modelerにより作成されたカスタム task form
  • sub-processの使用例
  • 2つの異なる service task
    • ホテルの利用状況確認サービス
    • フライトの利用状況確認サービス
  • ルールエンジンとの連携
    • DRLルール
    • decision table
    • ガイド付きルール(guided rule)
  • 複数のテストシナリオ

承認用に用意された予約情報
このデモは、作業を開始する為に必要なものはインストーラーを通して提供されます。旅行代理店プロジェクトを完成させる為の解説は、オンライン上で完全にカバーされています。製品の評価目的の方へは、完成された旅行代理店プロジェクトを提供しています。後ほど、プロジェクトの開発や実行に関する動画を提供する予定です。

クイックスタート

  1. ダウンロードし解凍
  2. インストールディレクトリに製品を配置
  3. 'init.sh'か 'init.bat'を実行
  4. /target/jboss-eap-6.1/bin ディレクトリにある 'standalone.sh'か 'standalone.bat'を実行し、JBoss BPMSサーバーを起動
  5. http://localhost:8080/business-central にログイン
    - admin権限や他権限を持つユーザーでログイン (u::erics / p:bpmsuite1!)

最初に表示される旅行申請入力フォームにある旅行者数を調整することで、プロセスのシナリオ(パス)を制御できます。6を選んだシナリオはこれからご紹介します。その他 2を選んだ場合のシナリオ(パス)も用意されます。ぜひ自由にお試しください。

エディンバラ旅行をブッキング(シナリオの 1つ)

1. プロジェクトを ビルドしデプロイ
2. フォームに下記情報を入力し、プロセスを開始:
Name(名前): [あなたの名前]

Email Adress(Emailアドレス): [emailアドレス]

Number of Travellers(旅行者数): 6

From Destination(移動元): ロンドン

To Destination(移動先): エディンバラ

Preferred Date of Departure(希望出発日): 2014-06-06

Preferred Data of Arrival(希望到着日): 2014-06-10

Other Details / Notes(その他 詳細/ノート): [テキストを記述]

3. webサービスを2つ実行後、ブッキングの価格をレビューする前に sub-processが 費用を算出し、価格のレビューが必要かどうかを判断します。レビューが不要であった場合、'Employee Booking(従業員によるブッキング)'という Taskに処理が進みます。

4. task用のフォームに情報を入力します。ブッキング用の提出されたデータや、サービスにより生成されたデータ、ルールエンジンにより算出された情報を確認できます。価格を見直す為に差し戻すことや、taskを承認し、プロセスを進めることができます。

5. 他のシナリオ(パス)を実行する為には、プロセス開始時に表示されるフォームの '旅行者数:'に 2と入力してください。

このプロジェクトをお楽しみいただければと願っています。また、プロジェクトの改善案などフィードバックを歓迎します。


原文: How To Excite the Travel Industry With a BPM Story by Eric D. Schabell

1 件のコメント:

  1. sub-processやルールタスクなど、BPMに携る方には必修内容です。注意点ですが、ビジネスプロセスのキックは、http://localhost:8080/external-client-ui-form-1.0 からですよー

    返信削除