(この記事は、ノースアメリカ在住の Red Hat シニアコンサルタント John Hurlocker との共同執筆です)
この記事は、Red Hat JBoss Business Rules Management System(BRMS) のデプロイメントアーキテクチャーに関するスタートガイドシリーズの第3回目となります。
過去2回の記事を通じ、エンタープライズ環境でルールやイベントプロジェクトをデプロイする為のデプロイメントアーキテクチャーを紹介しました。
今回は、ルール管理者がすべき管理業務について話を進めます。エンタープライズの運用では、ビジネスロジックの変更を効率良く適切に実施する必要があり、ルール管理者が如何にこの業務を実施すべきかに焦点をあてます。
ルール管理業務
ルールが作成される前、ルール管理者は JBoss BRMS ダッシュボードツールの設定に関与します。ルールをビルドする管理業務 |
プロジェクトがスタートし、ルール作成者が選択したツールを使い始め、アプリケーション開発チームと協力し始めた後、ルール管理者には実際に使用するビジネスロジックを検証する業務が控えています。
テスト シナリオ |
ビルド
ビジネスロジックがルールプロジェクトの対象となった際には、ルール管理者はアプリケーションに配布されるルールパッケージをビルドする責務があります。この作業は、ビジネスロジックやルールプロジェクトに含まれるすべてのテストを実行するところから始まります。ルール開発ツールが提供するテストや開発者テストが含まれます。
考察の対象となる企業では、一般的に継続的インテグレーションツールが使える環境があるはずです。このツールを使ったテスト方法に関する話は他の人に委ねるとして、JBoss BRMSのダッシュボード内にあるルール管理者用のツールを使い、ルールパッケージをテストする機能に焦点を当てます。
失敗を表示するレポート |
- テスト シナリオ
- ルール管理者は JBoss BRMS ワークベンチを利用し、ルールとナレッジベースを検証する為にテストシナリオを作成することが可能です。テストシナリオはアプリケーションの実装に依存しません
- JUnit テスト
- 簡単な補足ですが、アプリケーションコードを持つ任意のルールをテストする場合、ユニットテストツールのフォームを使うべきです
テストに合格した後、デプロイされたルール |
- JBoss BRMS ワークベンチに用意したテストをパスしたというだけでは、アプリケーション内での使用用途について問題がないとは言えません
- エラーがある場合、ルール開発者に通知します
- エラーがない場合、ルール管理者はルールパッケージをビルドすることができます。JBoss BRMSは、一般的な JARファイルである Mavenアーティファクトを生成します。
次回は
このシリーズの次回投稿では、ルール管理者が企業内にルールパッケージを配備し、アプリケーションによる利用をサポートする為の業務について説明します。
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Part Ⅱに戻る(現在、未翻訳)
原文: Examining Red Hat JBoss BRMS design time architecture for rules and events (part III) by Eric D. Schabell
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